일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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にほんしゅっぱんきょうかいろん

日本出版協会論

嶋中 雄作

嶋中 雄作의 日本出版協会論(にほんしゅっぱんきょうかいろん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,985자 · 18화면

아오조라 문고

そして短時日ではあったが、不思議とその権力は温存せられていた。今から思えばまるで悪夢のようであるが、事実に違いなかったのである。それというのも現在の出版業者そのものが権力の在るところ必ず利益ありとなして、蟻の甘きに集まるがごとく、その権力の前に屈したからにほかならない。だからこうした不自然な協会を存続させたものは、出版業者全般の責任であって、まことに慨嘆すべきことといわねばならない。

しかしながら、今や業者もようやくにしてその悪夢から目醒めようとしている。日本出版協会は今やまさに滅せんとして最後の火をかき立てているようなものである。趨くものをしてあるがままに趨かしめよ、かれらは新らしき時代に生きるべき存在ではないのである。

終りに臨み、私と石井協会長とは三十年来旧知の仲で、爾汝の間柄である。私はかれの事業を援ける気持はあっても、これを妨げる気は毛頭無いのである。しかしながらかれが、右に挙げたような過去の権力的遺物の上に載っかっている以上、私には好意的な手を差し延べることは出来なかった。であるから私は「協会の根本的に出直すべき」ことを再三力説したのであるが、かれの容るるところとならなかったのは遺憾である。