일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

にほんふどうき

日本婦道記

山本 周五郎

山本 周五郎의 日本婦道記(にほんふどうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,841자 · 25화면

아오조라 문고

二

然し由紀はしずかにその手を押し返しながら、

「わたくし家へは戻りませぬ」

と云った。

二

戻りませぬと云った彼女は、わななく手で綿帽子をぬぎ、蒼ざめてはいるが凜とした表情で頼母夫人を見た。

「おそれいりますがわたくしに着替えをさせて下さいまし、常着になりたいと存じますから」

「でも由紀どのそれは」

「いいえ」

と、由紀は強くかぶりを振った、

「まだ盃こそ致しませんけれど、この家の門をはいりましたからはわたくし安倍の嫁でございます、父上にもそう申されてまいりました、お人手の少ないお家ですからなにかお手助けを致したいと存じます」

そう云いながら自分の手で裲襠をぬいでしずかに立った。誰にも言葉をさしはさむ余地のない、きっぱりと心のきまった姿勢だった。頼母夫人はひきつけられるようにその背へとすり寄って帯に手をかけた。

父や母や居あわせた人びとが、そのときどのような眼で自分を見ていたか、どのようにして着替えをしたか、由紀にはすべてが夢のなかのことのようだった。あとになってはっきり思いだせるのは、はじめて良人の部屋へはいった瞬間の印象である。……休之助は茣蓙を敷いた夜具の上に仰臥していた。