후리가나로 읽는 일본 고전
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にほんふどうき
日本婦道記
山本 周五郎
山本 周五郎의 日本婦道記(にほんふどうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,841자 · 25화면
五
実家と縁が切れるくらいは、さして悲しむにも及ばないではないか、もともと女には婚家のほかには家はないのだから、そう思いなおし、自分にとっては生甲斐も希望も、すべてこの家と良人のなかにあること、女としてはこれからほんとうの生活が始まるのだということを、考えるのだった。
五十日ほど経ってから、休之助は役目を解かれたうえ食禄を半減された。「おぼしめすところこれあり」というだけで、咎めの理由は示されなかった。おりから冬に入る季節でもあり、年の瀬をひかえての食禄半減は、殆んど家政の破綻をともなう、半年のあいだ溜まっている諸払いをどうしたらよいか、来る年の入費をどう工面するか、……実家の母には会うすべもなし、姑には心配をかけたくなかった、ではどうしたらきりぬけてゆかれるかと考えると身も縮むような息苦しさに襲われ、由紀はしばしば眠れずに明かす夜を経験した。
五
松本は信濃のくにでも低い土地であるが、北がわにのしかかる信濃丘陵から雪をまじえて吹きおろす風のために、霜月から如月まで寒さはかくべつきびしかった。少しでも年越しの足しにしようと思い、由紀は親しくしていた友にたのみまわって、五軒ほど琴の出稽古をするくちをみつけて貰った、武家ではさしさわりがあるのでみな町家だった。