일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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にほんふどうき

日本婦道記

山本 周五郎

山本 周五郎의 日本婦道記(にほんふどうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,547자 · 23화면

아오조라 문고

安之助が六歳になるとみよは付近の禅寺へたのんで学問をはじめさせた、寺僧は由ありげな母子のひとがらに同情したとみえ、――いっそ寺へお預けなされたらおまえさまもお身軽になれましょうが。と親切にすすめて呉れた、しかしみよは子をはなす気にはなれなかった。まだ朝々の霜のふかい早春の野道を、安之助は元気に寺へかよってゆき、帰って来ると、声をはりあげて復習をした、そしてみよの夜なべはそれからいっそう晩くまで続けられるようになった。こうしてどうやら身のまわりも落ち着いたと思うとき、水野忠善はふたたび国替えとなり、五万石に加封のうえおなじ三河の岡崎城へ移された、正保二年七月のことである。まる二年のあいだに多少の知りびともでき、なりわいの道もついてほっとしたところだったけれど、みよの心には少しも未練はなかった。ふしぎなまわりあわせで、そのときもまた新秋八月の、残暑のきびしい一日、少しばかりの荷物を負い安之助の手をひいて、みよは小坂井の里を西へと立っていった。

岡崎もはじめての土地ではあったが、東海道ではゆびおりの繁昌な駅だったから、伝馬町すじの裏に長屋の一軒を借りると、その家ぬしの世話で、さしたる苦労もなく城下はずれの畷道に、小坂井でしていたのとおなじ小あきないの店をもつ事ができた。