후리가나로 읽는 일본 고전
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にほんふどうき
日本婦道記
山本 周五郎
山本 周五郎의 日本婦道記(にほんふどうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,409자 · 23화면
開城の条件としては例のない寛大なものであった、評定の結果、なお戦いぬこうという者が多かったけれど、真名女は良人の云いつけにそむく気はなかった、領民たちの居所財物が従前どおり安堵されるということもゆるがせにはならない、するだけのことはした、下総守氏長の妻として、たたかうだけはたたかいぬいた、しかも合戦にやぶれて開城するのではない、良人の云うところに妻としてしたがうのだ。――開城ときめます。真名女はそうきめた、そしてすぐ城兵の武備をとかせた。
「まことにこのたびの御指揮ぶりは、老人などの思いもおよばぬ、みごとさでござりました」
靱負之助は述懐するように云った。
「少年どもに鉦鼓をうたせ、旗さしものをうちふらせて軍勢ありとみせ、すわ敵の寄せたりといえば、即座に三百の兵をその口へ向け、いずこを攻めてもゆるがぬ采配、あれには敵もあきれたでござりましょう」
「城がせまいおかげでした」
真名女はしずかに云った。
「そして少い兵たちの足なみがそろっていたからです。足なみがそろったといえば、……領民たちはよくはたらいてくれました、わらわはこのうえもない教訓をうけました、農夫もあきゅうども、女も子供も、いざと心をきめればこれだけのはたらきができる。