후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
にほんふどうき
日本婦道記
山本 周五郎
山本 周五郎의 日本婦道記(にほんふどうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,409자 · 23화면
三
そこには二人の侍女が燭をまもっていたが、それをさがらせて、室の上座にかざってある鎧の前へいって坐った。それは良人が出陣をするときに、「いざという場合にはこれを氏長だと思って死ね」
そう云いのこしていった品である、真名女はしっかりとその鎧をみまもった。
「申上げます」襖のむこうで侍女の声がした、「酒巻殿おあがりにござります、みなみな仰せつけの場所に伺候つかまつりましたとの言上にござります」
「やがて出ると申せ」
侍女はしずかに去った。真名女はなおしばらくのあいだじっと坐っていたが、やがて娘の甲斐姫に来るようにと伝えさせた。姫はそのとき十四歳だった、母に似たきわめてうるわしいみめかたちをもち、心もおとなびていたしからだつきもすぐれて大きかった。
「申しきかすことがあります、こちらへおすすみなさい」
真名女はそう云って向き直った、甲斐姫はしずかに母の前へすすみ寄った。
三
姫に良人の兜を捧げさせて、真名女が巽矢倉へわたったのは子の刻をかなり過ぎてからのことだった。そこには留守年寄の靱負之助をはじめ、成田康長、正木丹波、舟橋内匠、新田常陸介、成田次家などの旗がしら以下、番がしら格の者たち三十余人が集っていた。