후리가나로 읽는 일본 고전
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にっき
日記
宮本 百合子
宮本 百合子의 日記(にっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 65,193자 · 131화면
明晰で、男らしい力に満ち、一センテンスが、彼自身の体のように、円く、真率に、云うべきことをきっぱり云って居る。
H. G. Wells が、流暢な、直接な文章を書く人として知られて居るらしいが、種類に於て、まるで異うと思う。
ウェルスのは、筆が走る方ではないか。思想、感興の熱風を孕んで、文字の小舟が、波を切って進む。彼の小説が、つまらない(私にとっては)理由も可なり其処にあると思う。新聞記事的傾向が多分に存在するらしく感じる。達弁とでも云うべきか。
チェスタートンでは、非常に異う。人間の頭脳の中に、生れ乍ら種々のレンズを持ち得ると仮定する。ウェルスのは、直径の大きなレンズが一つだ。但しそれは、種々な方向に、素早く大きく廻転する。反射する光線は幅広く、やや黄赤色を帯びて居る。
チェスタートンのは、それよりずっと小形のが二つ、相互に実によい焦点を結んで、一糸も乱さぬ輪廓で物象を写す。反射光線は、無色。凸面。
緻密で、確かで、チェスタートンには、無駄なお喋りが辛棒し切れない風がある。而も生活力に満ちて、抽象名詞をこねまわして居る厭味がないから、忽ち、生きた比喩を捕え、ぴっしり、動かないところを二言三言で云う。