후리가나로 읽는 일본 고전
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にっき
日記
宮本 百合子
宮本 百合子의 日記(にっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 65,193자 · 131화면
五月八日
私共に、地からたった三尺の盆栽の楓が、彼等には梢も見えない大樹だ。星の輝く空までの高さ!
古代ペルシアのカラ井戸に入って、星を覗いたと云う多くの天文学者は、穴の入口に逍遙し乍ら、天を仰ぐ蟻の長老に似て居るのではないか。
五月八日 雨
昨日。A、わざわざモリソン図書館から、新らしく買ったフランスの、建築家と画家のペルシア旅行画帳(銅板)を持って来て呉れた。
なかなか面白いものだ。パーセポリスの廃趾の柱などに記録によって色彩を施したのなどは、宛然支那の宮殿図を見るようである。どちらからどちらに移入したのか自分には解らないが、彩色の方法で、周囲に胡粉を細く残して内側だけ紫や淡緑、紅などで塗こめる手段。金、碧、深紅の大胆な配色法。支那、日本の奈良朝時代、皆共通の流れを持って居る。メトロポリタン美物館に父上やAと行った時、父上と自分は、黄色地に鮮明な碧、緑で、花の咲き乱れた野原に遊ぶ二人の女子を描いたタイルを見、その構図、トーンすべて天平式であるのに驚き、深い感興を覚えた。
あの時、父上は頻りに、研究に価するとか、百合子やって見ろ、とか云って熱中して居られたが、今でも、そのことを覚えて居られるだろうか。