후리가나로 읽는 일본 고전
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きゅうぶんにほんばし
旧聞日本橋
長谷川 時雨
長谷川 時雨의 旧聞日本橋(きゅうぶんにほんばし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 158,045자 · 322화면
あたしが所在なくしていると、若い女中が来て、噴水の金魚をごらんといった。
松田はいろんなことで有名になっているが、噴水と金魚もたしかによびもののひとつであったのであろう。あたしは余念なく眺めていたが、
「嬢っちゃん、早くこちらへ来て――」
と顫えた声で言った女中さんに引っぱられて祖母のいる場処へかえった。
と、どうしたことか、他の女中がお膳をはこんで裏二階の隅の方の室へ席をうつそうとしているところだった。近くにいた支那人の一団が、喧しくがやがや言って席を代えさせまいとしたが、祖母はグングン傍を通っていった。
別の部屋へかわってからも、隣席の人たちが妙にあたしを見て、首をひねったり、何かいったり、うなずいたりした。帰りには、松田の人たちに守られて、俥のおいてある裏口の方から出された。
「大丈夫です。みんな表梯子の方ばかり見張っていますから。」
と送り出した人たちは言った。松さんは大急ぎで俥をひいて駈出した。
「おそろしやおそろしや、この子を支那人が浚おうとして――」
と、俥をおりると祖母は家の者に言った。
赤ん坊のころ、若い母親の不注意から、釣らんぷの下へ蚊帳を釣って寝させておいたら、どうした事か洋燈がおちて蚊帳の天井が燃えあがった。