후리가나로 읽는 일본 고전
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きゅうぶんにほんばし
旧聞日本橋
長谷川 時雨
長谷川 時雨의 旧聞日本橋(きゅうぶんにほんばし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 158,045자 · 322화면
ドサリと背中へ乗りかけられてしまうと、跳返すことなどは出来なかった。妹は秘蔵っ子だったが、それでも仕置の時だけは別で、強情な彼女は腕を脱いたりして、小伝馬町の骨接ぎの百々瀬へ連れてゆかれた。ある夏の夕方、彼女が麦藁帽をかぶって、黄麻の大がすりの維子を着て、浅黄ちりめんの兵児帯をしめて、片腕ブラリとさせて俥夫の松さんに連れられて百々瀬へ行く姿を、あたしは町の角で、夕霧にうすれてゆくのを見送りながら大声で泣出したくなったのを覚えている。そんな風なので、お灸の時、あたしは滝にうたれたように、全身の膏汗にヘトヘトになってしまっているが、おまっちゃんは何処までも反撥した。お小用だというのが癖で、それで手をゆるめると逃るので、出たければしてもよいというと、小さな彼女はもうお灸の熱さも、乗っていられる苦しさも忘れて、出もしないお小用を絞りだそうと一生懸命になり、目的通りにやると、も一層激しい憤りを母から受けるのであった。
だから学校でもよく残された。あたしもお相伴をさせられる。課業のあるうちは、黒板の下へお線香と茶碗の水をもってたたされるのだが、彼女は笑いながら水の中へ線香を突込んで火を消した。