후리가나로 읽는 일본 고전
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きゅうぶんにほんばし
旧聞日本橋
長谷川 時雨
長谷川 時雨의 旧聞日本橋(きゅうぶんにほんばし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 158,045자 · 322화면
梅坊主の連中は夕方にやってくるのでよく人が寄った。お正月の出初も賑やかだった。下町の纏は大概あつまって、ずっと大伝馬町から油町通りに列をひいて揃って梯子乗りをする。それよりも大丸の年中行事は、諸国から出開帳の諸仏、諸神のお小休みだ。譬ば嵯峨のお釈迦様が両国の回向院でお開帳だとか、信濃の善光寺様の出開帳だとか――そのうちでも日蓮宗は華やかだった。小伝馬上町に身延山の出張寺はあったが、本所の法恩寺へお開帳はもっていった。そのかえりが一日上町のお祖師様へ立寄るのだった。大万燈や、髭題目を書いた。ひぢりめんのくくり猿をつけた大巾ちりめんの大旗や、出車もでた。縮緬ゆかたのお揃いもある、しぼりの揃いもある。派手を競い、華美をつくし、見ているのも足労れるほど沢山、目印を各講中ごとに押立てくるが、そのどれもがかわらないのは、気狂いかと思うほど無中で太鼓を叩いてお題目をど鳴ることだった。花笠を背にしている一連もあれば、男女とも手拭を吉原かぶりにしているのもある。胸で小意気に結んでいるのもある。
その人たちが――無数な人たちが、一時大丸の店を一ぱいに占領してお中食をする。