후리가나로 읽는 일본 고전
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はやみみさんじとりものききがき
早耳三次捕物聞書
林 不忘
林 不忘의 早耳三次捕物聞書(はやみみさんじとりものききがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,930자 · 20화면
「姉さんはよく光ったお金を持ってるね。どこからもって来るの?」
すると女の子が答えた。
「持って来るんじゃないよ。あれ、姉ちゃんが造るんだよ。」
源右衛門はぎょっとして首をちぢめてあたりを見廻すと、そのまま家へ帰ってすぐつくづく考えた。
隣の女はにせ金を造っている。それはいいが、どこへ持って行っても、お役人に見せてさえ、天下のおたからとして折紙をつけられるのがへんではないか。さてはよほど上手なにせ金つくりとみえる。
と、ひとり呟いているところへ、案内もなくあわただしく隣の女がはいって来た。そっと戸を閉めて源右衛門を見た女の顔は、血の気をなくしていた。
「まあ! いま妹が帰って来て聞いたんですけれど、あなたにとんだことを申し上げたそうで、どうも、お聞き流しを願います。これが知れましては私は大罪人、お情をもって御他言なさらないように――。」
「お前さん顔に似合わねえ凄いことをしなさるなあ。いや、人には話さないから安心しなさい。」
こう言って源右衛門が大きく胸を叩いて見せると、女はそれから打ちしおれて、るるとして自分の素性なるものを物語った。
それによると女は、日本橋のさる老舗の娘などと言ったのは嘘の皮で、じつはこうやって方々の貸家を移り歩いてはにせの小判を造っている女悪党だとのことだった。