일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あんごうのやくわり

暗号の役割

海野 十三

海野 十三의 暗号の役割(あんごうのやくわり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,409자 · 23화면

아오조라 문고

彼は温和しくなった。

やがて彼は気がついた。

身体の方々に、はげしい痛みを感じた。手をちょっとあげても痛いし、足をちょっと動かしても痛い。腰のあたりがひりひりする。

だがうれしいことに、こんどは二本の足で立上ることができた。ただし彼の背は丸く曲ったままであった。だがこれは元々彼が猫背のせいなので、なにも今夜に始まったことではない。

彼は長時間厄介になった八つ手のしげみから放れようとして、蹴つまずいた。足の先に、ずしりと重いものを突っ掛けた。見ると折鞄が落ちていた。

彼はそれを拾いあげて、常夜灯の下まで持っていって改めた。このとき彼の眼は、もう酔眼ではなかったが、全く見覚えのない鞄であった。彼はその鞄を元の場所へ置くために引返したが、五足六足行ったところで気が変った。

彼はその鞄を小脇に抱えこんで、公園の木立の闇をくぐり、外の街路へ出た。

それから彼は無事に自分の事務所へ戻りついた。

戸をあけて玄関にはいると――彼だけが知っている暗号錠の動かし方によって、彼はこの戸じまり厳重な屋内へはいることが出来るのであった――忠実なばあや関さんが起きて来て出迎えた。