후리가나로 읽는 일본 고전
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むらいちばんそうけいせん
村一番早慶戦
佐々木 邦
佐々木 邦의 村一番早慶戦(むらいちばんそうけいせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 16,468자 · 34화면
坊っちゃん同志
東金君と僕は何の因果だろう? 小学校から一緒で竹馬の友だ。現在も友情を誓っている。喧嘩一つしたことのない仲だけれど、昨今はお互に好かれと祈らない。始終競争意識に囚われている。僕は込み上げて来ると、東金の奴、失敗すれば宜いと思う。それほどでなくても、先方が此方よりも成功することは面白くない。これは否定出来ない事実だ。先方も矢張り同じような心持でいる。東金君は僕ほど敏感な良心の持主でないから平気かも知れないが、僕は甚だ辛い。時折顧みて、自分の心境に愧じ入ることがある。真に愚劣な経緯だけれど、乗りかけた舟で今更仕方がない。
坊っちゃん同志
僕と東金君は同じ村に生れた。僕の家は村一番の豪農だった。先祖代々然ういうことに相場が定っていたところへ、東金君の家が村一番を主張し始めたのである。これは何方が余計に田地を持っているか、何方の税金が多いか較べて見れば直ぐ分ることだから、至って簡単な問題だ。自慢ではないが、僕のところでは祖父の代に千俵振舞いというのをやった。年貢米が千俵入るようになったお祝いだ。村中を招待するのに五日かゝったと言い伝えられている。その折、東金君のお祖父さんは毎日顔を出して、ヨイ/\/\シヤン/\/\と手を締める音頭を取ったものだそうだ。