후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
とうおういぶん
東奥異聞
佐々木 喜善
佐々木 喜善의 東奥異聞(とうおういぶん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 63,862자 · 124화면
この渋谷地家の御本尊はごく小さな、といっても六、七寸くらいの腰細跪坐の真っ黒なお姿である。この宗門がいったん邪法として、法度禁制されて、宝暦十年五月二十五日、智識御脇(2)の徒輩が仙台の町外れの七木田の処刑場で磔刑にされるとき、故郷水沢横町の山崎杢左衛門という伊達主水の家中小姓組の家の奥座敷に、一族信徒がひそかに寄り集まって雨戸を締めきり、隠れて御本尊の前に蝋燭をともしながら、みなみな拝んでいた。すると、夕方ごろその蝋燭の火がぱっと消えたので、あわやただいま御主人らが御処刑にあい成ったかとみな泣き沈んだが、やがて点火してみると、御本尊の脇下から胸にかけてさっと血潮が飛びかかっていた。真にその時刻こそ杢左衛門らが突き殺されたのであったというが、この人は御脇であったということである。ただこれでは本すじの飛んだほうの話にはならぬが、この宗派の別派に紫波派とも八重畑派とも称するものがある。これは渋谷家よりもなおずっと後年に、総本家京都柳馬場の鍵屋からの直伝だというもので、いまは紫波郡八重畑村佐藤某という家に属しているものだともいうている。この派の御本尊であるか、とにかく紫波派のほうの黒仏は火事のときに、仏壇から飛んで、家の門前の池にゆき、ハスの葉にくるまっていたので、後にはハス葉の黒仏さまと呼ばれたということで