후리가나로 읽는 일본 고전
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もみノきはのこった
樅ノ木は残った
山本 周五郎
山本 周五郎의 樅ノ木は残った(もみノきはのこった)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 148,519자 · 296화면
甲斐は書いていた。
――同じく八月二十三日。
鳩古堂から筆を届けて来た。周防よりの秘信で、「久世侯によばれてまいった、家督のことは安心するように、とのことである、同慶これに及ぶものなし」とあった。
――同じく八月二十五日。
すなわち一昨日の朝、老中より使者あり、酒井邸へまいる。一ノ関さま、立花侯、太田(摂津守資次)侯。大条、片倉、周防、おのれとも七人。涌谷どの、奥山大学は不参。
列座は、将軍家補佐、保科(正之)侯、酒井侯、阿部侯、稲葉侯、大目付、兼松(下総)どの、以上であった。
お沙汰は、――
一、亀千代をもって伊達家の相続をゆるす。
一、兵部少輔宗勝、田村右京宗良の両人を、亀千代の後見とすること。
一、兵部、右京の二人に加増、おのおの本知とも三万石を与えること。
右のとおりであった。
――同じく八月二十七日。
すなわち今日、亀千代君の家督と、両後見のことを、幕府より諸侯に通達された。
涌谷どの、周防はじめ、家中のよろこびはどれほど大きかったろう。周防は特に久世侯の周旋を謝するため、水戸(頼房)家より贈られた毛氈十間に、酒肴をそえて届けたということである。