후리가나로 읽는 일본 고전
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じろうものがたり
次郎物語
下村 湖人
下村 湖人의 次郎物語(じろうものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 178,724자 · 355화면
」とか、「多数の日本人は、今では政党の腐敗にこりて、官僚政治や軍人政治を歓迎しているようだが、今にきっと後悔する時が来るだろう。」とか、また、「教育の軍隊化は教育の自殺だと思うが、教育者自身の中にかえってそれを喜んでいる者がある。それは、規律という口実の下に、生徒を安易に統御することが出来るからだ。」とか、そういった意味のことを、熱心に説いてきかせた。しかし、そうした話は、道江にはむろんのこと、次郎にも、まださほど痛切には響かなかったらしい。
知事や校長をはじめ、諸先生や生徒たちのこともちょいちょい話題に上った。馬田の噂が出たのはむろんである。次郎は、自分から馬田のことを言い出すのを控えていたが、徹太郎が「馬田ってどんな人物だい。」とたずねたのをきっかけに、思いきり彼をこきおろした。そして最後にとくべつ力をこめて言った。
「最も軽率なストライキの主張者は馬田です。朝倉先生を慕う気持なんか微塵もないくせに、はじめっからわいわい騒ぎまわっているんですが、それはストライキをやるのが面白いからなんです。こないだの委員会の時も、あいつが真先になってストライキを主張していました。