일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

じろうものがたり

次郎物語

下村 湖人

下村 湖人의 次郎物語(じろうものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 178,724자 · 355화면

아오조라 문고

そして少しそり身になって両手を腰にあて、えぐるような視線を馬田の方になげた。

みんなは片唾をのんで彼を見まもった。彼に好意をもつものも、反感をいだくものも、彼が数日来の沈默をやぶったということに好奇の眼をかがやかしたのである。

「君は――」

と、次郎は気味のわるいほど底にこもった声で言った。

「君は、新賀が血判をするまえにあれほど念をおして言ったことを、きいていなかったのか。」

「きいていたよ。」

馬田はそっぽをむいて投げるように答えた。硬ばった冷笑が、しかし、彼の落着かない気持を裏切っている。

「きいていて、それをはじめから無視していたのか。」

「まあそうだね。どうせ血染の文章なんか役に立たないってこと、僕にははじめっからわかっていたんだから。」

「すると、君の血判はうその血判だったんだね。」

「血判はうそじゃないよ。血染の文章に敬意を表したのはほんとうだからね。」

「君はただそれだけのために血判をしたのか。」

「そうだよ。」

「君がいま言ってることは本気だろうね。」

「むろん本気だよ。」

「それで君はみんなを侮辱しているとは思わんのか。」

「思わんね。僕はあべこべにみんなを尊敬しているつもりなんだ。