후리가나로 읽는 일본 고전
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じろうものがたり
次郎物語
下村 湖人
下村 湖人의 次郎物語(じろうものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 178,724자 · 355화면
彼は新賀から眼をそらして梅本を見たが、梅本の眼がじっと自分を見つめているのにでっくわすと、急にまた熊笹の上に仰向けにひっくりかえり、大空に向ってふうと大きな息を吐いた。
「君、そんなことを言って朝倉先生にすまないとは思わないのか。それでは白鳥会の精神はどうなるんだ。」
梅本が泣くように言った。次郎は眼をつぶって答えない。が、しばらして、
「すまない気もするよ。しかし、戦いはやはり必要だ。戦わなければ朝倉先生の抱いていられる信念や思想も護れないからね。そして戦う以上はストライキぐらいやってもいいように思うんだ。朝倉先生は、右翼の暴力に対してストライキを左翼の暴力だと言って非難されていたが、しかし、ガンヂーの非協力や、絶食は、先生も認めていられたようだ。僕はそれと同じ意味でストライキをやりたいと思っているんだ。」
言うことが大げさすぎる、と、新賀はそう思ったが、今度は笑わなかった。何か笑えないものを次郎の気持に感じたのである。
梅本は心配そうに首を何度もかしげていた。それに気づくと、次郎はまた起きあがって、
「僕の言うこと変なんかね。」
「変じゃないけれど、少し考えすぎているよ。