일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

じろうものがたり

次郎物語

下村 湖人

下村 湖人의 次郎物語(じろうものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 178,724자 · 355화면

아오조라 문고

そして、その右に点数欄と備考欄とがあったが、点数欄には五点というのが一つあるきりで、あとはみな四点以下だった。零点はさすがに一つもなかった。備考欄には、「品性下劣、御殿女中の如し」とか、「駈落三回心中未遂一回」とか、「野心満々、惜しむらくは低能」とか、「彼いつの日にか悔い改めん」とか、「愚鈍なるが如くにして、最も警戒を要す」とか、そういったさまざまの文句が、いっぱい書きつめてあった。五点の評点をもらったのは「あざらし」先生だったが、その備考欄には「性粗野にして稚気あり、陰険とは認めがたし、合否の判定は後日会議の結果にまつ」とあった。

この採点表の波紋は決して小さくなかった。押しよせた生徒たちにまじって、あとでは先生たちまでが代る代るのぞきに来た。生徒たちは、採点表にのっている先生が来ると、一々その点数を大声で叫んだ。中には、備考欄まで読みあげる者もあった。先生の中には、自分で自分の綽名をよく知っている先生もあり、そうでない先生もあったが、そんなことで、どの先生もいやでも自分の綽名をはっきり知らされるという結果になった。もっとも、中学の先生で、自分にかぎって綽名はないなどと安心しているほどいい気な先生はないはずなのだから、それは大したことではなかったかも知れない。