후리가나로 읽는 일본 고전
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まさにげいじゅつのしれんき
正に芸術の試煉期
小川 未明
小川 未明의 正に芸術の試煉期(まさにげいじゅつのしれんき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,886자 · 4화면
詩人や、芸術家が、真に、真理の愛求者である、美の讃美者であるなら、そうあることによって、はじめて、その存在が、この社会に、意義があるのでなかろうか。真理の真相は、死を見ることかも知れないが、科学者が真理の前に、決して妥協しないが如く、宗教家が人間愛のためには、何ものをも怖れてはならない如く、斯くして、また芸術家の存在は、何人によっても、無視することができないものとなるのである。
しかし、この信念と努力とを、何人にも要求して、しかも容易に得られなかった。少くとも既往に於てそうであった。文芸が、職業化し、作品が、いよ/\商品化するに至って本来の目的から、芸術はいよ/\遠ざからんとしていたのは事実であった。
ことに、このたびの震災は、さらに文筆業者の生活に分裂を来たし脅威することゝなった。出版圏内の限られたことと、この際、衆俗の意嚮と趣味を無視することのできない資本主義から、ます/\作品の商品化をよぎなくするものがあるのを考えるからである。
尚お、他方には思想の性質上表現の自由を有しないものがある。是等のことは、人間生活を思念することから、即ち、社会のために民衆のために、我等理想のためにということから、はなれて自己満足のために、愛欲の生活のために若くは、自己韜晦のために、筆を採るというように、作家の意気を失墜