일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しょうそういんてんをみる

正倉院展を観る

吉川 英治

吉川 英治의 正倉院展を観る(しょうそういんてんをみる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,641자 · 6화면

아오조라 문고

細い弓身の全面にわたって唐風俗の舞踊者、曲芸者、奇術師、楽人など九十六人の演舞を墨絵でかいているのである。おどろくべき作者の“遊び心”だと、うらやましくなってきた。

ただの紙がある。色がみである。当時の便せんといっていい。それと用途不明の地模様のある一枚もあり、それは奈良朝にはめずらしいスピード感のある刷毛描きで飛雲と飛鳥の胡粉絵なのだ。やがては人間界の住みかも現代のようなマスコミになるという幻想がそのころの人のあたまにも無自覚にあったような幻想画で、見つめているとふとそんな空想にまきこまれる。

線といえば麻布の菩薩図には見飽かなかった。この時代はまだ絵画の描線も衣紋の筆法などもごく幼稚なものとばかり思惟していたのが一ぺんにくつがえされた。わけて菩薩の指、左手の指の正確さなどは、全幅の筆勢を目でたどってきて、そこにいたると、もうただ嘆をのむほかはない。観者として見ているつもりの自分がじつは天平の一仏性から微笑の下に見られていたのだと、よほどたってから気がついてきたことだった。

密陀絵の花喰い鳥の盆、びょうぶ絵の樹下美人、蝋染めや板ジメ染めなど、絵と見てもわるくないが、どれも工匠の設図である。