일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぶこうざんにのぼる

武甲山に登る

河井 酔茗

河井 酔茗의 武甲山に登る(ぶこうざんにのぼる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,273자 · 7화면

아오조라 문고

武甲山は武蔵の一名山である。其山、秩父連山の入口にあたり、而かも山姿高峻、優に秩父連山の群を抜き、遠く武蔵野平原から望んでも、武甲山だけは、著しく天空に聳ええて居る。

武甲山より二里許り奥に、三峰山があって、三峰神社の信仰者は多く登山するが、武甲山の方は近いに拘わらず、信仰の伴わない山だから、滅多に登山するものがない。武蔵風土記其他の古書に武蔵の名山なりとある一語に好奇心を動かされたる私は、M氏、T氏と共に今年夏、武甲山に登った。

荒川の上流に架したる秩父橋を、ガタ馬車に乗りて渡ったころから、吾等の前途を圧するような、雄大な山の姿は、問わずと知れた武甲山、成程武蔵の名山であると、心を躍らせながら、秩父大宮の町に着いた。町はずれの怪しげな饂飩屋に入って、登山の支度をし、秩父街道をすこしいって、上影森村の辺から左へ間道を抜けると、愈山麓の樹立途は爪先上りとなり、色の好い撫子の咲いている草原の中に、武甲山入口と彫た大きな石がある。ときに午後一時。元来登山は、麓を朝の中に立って、遅くも正午前後までには、頂上に達するようにせねばならぬとは、予て聞いて居ることだが、見た処では、武甲山はそれほど恐ろしい山ではない。