후리가나로 읽는 일본 고전
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ひかくしんわがく
比較神話学
高木 敏雄
高木 敏雄의 比較神話学(ひかくしんわがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,624자 · 348화면
要するに、此等の説話は、睡眠其ものの不可思議なる力に重きを置くもの、或は神の恩恵によりて、長き日月を睡眠中に、知らずして過せしを説くものにして、或は之を「睡眠説話」と称す可し。浦島伝説並びに支那神仙説に於ては、不老長生の神仙界は、人間界と日月の長短を異にす、との信仰を見る可く両者の間、自ら混同す可からざるものあり。妄りに外面の類似に依て、軽々しく判断す可きに非ず。
七眠者の説話に就ては、之を説明する者あり。曰くかの七人の者が、三百六十年の間眠りしと云う、其「三百六十」と云う数は、一年の日数に当り「七」と云う数は、一年の時を夏と冬との両期に分つときは、夏期七個月の月数に当る。こは、其はじめ、此七個月間の冬期の中断を種とする、古代の神話より、出でたるものなりと。希臘神話に於けるペルセフォーネの説話の如き、或はかの耶蘇復活祭の如き、其起原を歳時の交代に有するより見るときは、かの説明も亦た、理なきに非ざるが如し。一般に、三、五、七、十二、五十もしくは、三百五十等の数は、説話の好んで用うる所なり。浦島説話の伝承は、淹留の年数互に一致せざるも、或伝承は七世の孫に値わずと云い、三百四十七年と云う。