일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

かごつるべ

江戸情話集

岡本 綺堂

岡本 綺堂의 江戸情話集(かごつるべ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 203,779자 · 407화면

아오조라 문고

春の夜の寒さを呼び出すような按摩の笛が、ふるえた余音を長くひいて横町の方から遠くきこえた。

江戸町の角から箱提灯のかげが浮いて出た。下がり藤の紋があざやかに見えた。戦場の勇士が目ざす敵の旗じるしを望んだ時のように、外記は一種の緊張した気分になって、ひとみを据えてきっと見おろしていた。提灯が次第にここへ近づくと、女房も女中もあわてて階子を駈けおりて行った。

「さあ、花魁、おあがりなされまし」

口々に迎えられて、若い者のさげた提灯の灯は駿河屋の前にとまった。振袖新造の綾鶴と、番頭新造の綾浪と、満野という七つの禿とに囲まれながら、綾衣は重い下駄を軽くひいて、店の縁さきに腰をおろした。

「皆さん、さっきはお世話でありんした」

立兵庫に結った頭を少しゆるがせて、型ばかり会釈した彼女は鷹揚ににっこり笑った。綾衣は俗にいう若衆顔のたぐいで、長い眉の男らしく力んだ、眼の大きい、口もとの引きしまった点は、優しい美女というよりもむしろ凛とした美少年のおもかげを見せていた。金糸で大きい鰕を刺繍にした縹色繻子の厚い裲襠は、痩せてすらりとした彼女の身体にうつりがよかった。頭に輝いている二枚櫛と八本の簪とは、やや驕慢に見える彼女の顔をさらに神々しく飾っていた。