일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

かごつるべ

江戸情話集

岡本 綺堂

岡本 綺堂의 江戸情話集(かごつるべ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 203,779자 · 407화면

아오조라 문고

勘定をすませて表へ出ると、秋の日はもう暮れ切って、雨戸を半分ひき寄せてある町屋の灯の影が暗い往来を淡く照らしていた。雨は相変らず、むせぶようにびしょびしょと降っていた。彼は傘をかたむけて外神田まで濡れて行った。

このあいだの晩お里に教えられた通りに、横町の酒屋の狭い裏へはいると、右側に小さい二階家があって、格子と台所とが列んでいた。林之助はそっと格子をあけると、内では鈴の付いた鋏を置く音がきこえて、入口の障子がさらりとあいた。うす暗い行燈の灯の影をうしろにしているので、出て来た人の顔はこっちによく見えなかったが、「あら」と可愛らしい女の声が彼女であることを林之助はすぐ覚った。お里はいそいそとして、この若い侍を内へ招じ入れた。二階家といっても、俗にいう行燈建で、上下ともにひと間ずつしかないらしく、階下の六畳には古いながらもよく拭き込んだ長火鉢を据えて、茶箪笥が行儀よく列んでいた。小さい神棚には燈明の灯が微かにゆらめいていた。

「こんな穢いところで……」と、お里は恥かしそうに言い訳をしながら、綴じくっていた小切れを片付けて薄い座蒲団を出した。林之助は長火鉢の前に坐らせられた。