후리가나로 읽는 일본 고전
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うかぶひこうとう
浮かぶ飛行島
海野 十三
海野 十三의 浮かぶ飛行島(うかぶひこうとう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 124,009자 · 249화면
その小屋には、どういうものか、窓があいていない。入口には数字でもって、室の番号が書いてあるだけだ。うすきみがわるい。
張が扉をことことと叩くと、扉に小さな窓があいた。その小さな窓から、人間の眼が一つのぞいた。張がその眼に向かって、なにか早口でしゃべると、窓はまた元のようにぱたりとしまった。
しばらく待つうちに、扉がぎいと内側へ開いた。
張は杉田二等水兵に、さあ入れと手まねで扉のうちを指さした。室のうちは真暗だ。入口に近い板の間に、胴中から壊れたウイスキーの壜が転がっている。そしてぷーんと強い酒の匂いが、杉田の鼻をついた。
(これは油断のならぬ場所だぞ)
と、杉田は入りかけて躊躇していると、いきなり後からいやというほど前へつきとばされた。張が不意に力いっぱいつきとばしたのだ。
「あっ、――」
という間もない。杉田はどーんと扉もろとも室内に転げこんだ。
「うーむ!」
転げこんだ拍子に、杉田は大きな箱のようなものの角で、いやというほど向脛をうちつけ、どたんと床に倒れた。
「しまった。欺しやがったな」
杉田は痛手をこらえよろよろと起きあがると、いま入ってきた入口の扉の方へ突進した。