후리가나로 읽는 일본 고전
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かいなんき
海難記
久生 十蘭
久生 十蘭의 海難記(かいなんき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 28,628자 · 56화면
(全員二十五名)
五、快走艇(入植団用) シャストリュス技師長、入植団上級者。(全員十三名)
六、大艇(海軍用) 水兵、海員。傭兵の一部。指揮エスピオ少尉。(全員四十五名)
七、筏(傭兵用) 砲歩三個中隊の大部分。下級水兵の一部、及び下級地方人。指揮クゥダン少尉。(全員百四十九名)
配乗の編成に見るとおり、安全堅固な四隻の端艇と二隻の舟艇は総督、司令官、指揮官、総督府関係の上級者とその家族達に、十分の余裕をとって優先的に割当てられ、警備隊の全隊と入植団の下級者は、ひと纒めして架空の筏におし乗せることになっていた。つまりこの配分が決定した瞬間から、約百五十名の人間の生命は、すでにないものとされてしまった。首脳部の連中は、邪魔物を片附けるときだけ、相手のことを思い出すという剛腹な人間ばかりだったので、百五十人もの人間を乗せる筏があり得るかとか、そういう筏に乗せられた人間の運命はどうなるだろうというような女々しいことは考えなかった。どうせ物事は公平にいくものではないと大きく構え、大人物に特有の健忘症と棄却の精神を発揮して、あっさり片付けてしまったのである。
細目の協定が夕方までつづけられ、各個の安全が確実に保証される見込みのついたところで主計主任を呼び、六艘の舟艇に乾麺麭、飲料水、海図、磁石、綱具、その他、サン=ルイ