일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

きえたミジアム

消えた霊媒女

大倉 燁子

大倉 燁子의 消えた霊媒女(きえたミジアム)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,605자 · 31화면

아오조라 문고

勝田さんは自分の言葉に昂奮していました。こんな話の聞き相手には私のような女がよかったのかも知れません。いつとなしに二人は親しい間柄になって行きました。

こういう熱帯国の常として、日中は皆昼寝をしますから、焼けつくような太陽の光が大地に輝いている午後の一時二時頃になると、まるで真夜中の静けさです。しかし不眠症の勝田さんが、この明るい真昼に眠れる訳がありません。で、午後になると必ず私のところへ訪ねて来るのを日課のようにしていました。

何事にも神経質な勝田さんは、天井から守宮が落ちてくるのを怖れて、いつもヴェランダにあるモスキトー・ハウスの中へ入って、そこで私を相手に雑談をするのでした。ところがその恐ろしい守宮がよくまた勝田さんの首筋に落ちかかったり、知らずに扉のハンドルと一緒に守宮を握ったりして、その冷やりとした、柔かい感じが、何とも云えず心持が悪いと云って、夢中になって手を洗うものですから掌が真赤になってしまったことさえあります。その時、気の毒に思って、

『ほんとに無気味な冷たさですわね。何だか死人にでも触ってるような感じでしょう?』

慰めるつもりで云ったのが、勝田さんにはどう響いたか、酷く不機嫌な顔付になって、そのままぷいと挨拶もせずに帰って往きました。