일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

みおつくし

澪標・落日の光景

外村 繁

外村 繁의 澪標・落日の光景(みおつくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 130,889자 · 268화면

아오조라 문고

母は弟に伴われて、帰京した。私は東京駅に出迎えた。母の左手は殆ど使用に堪えない。足つきも至って覚束なく、私に抱えられて、漸く、ホームの階段を降りた。初老の痩せた男に辛うじて抱えられた老婆の姿は、見るからに哀れを催させたのであろうか。

「いや、御苦労さんでした」と、改札員が声をかけた。

漸くわが家に帰り、居間に通った母は崩れ落ちるように坐って、言った。

「ああ、やれやれ、もうこれでどこへも動かいでもよい。みんなのお蔭さんでな」

母はかなり疲れたらしく、その翌日も床の中で休んでいたが、翌翌日からは寝たり、起きたりの日が続き、数日後、床を上げさせた。しかし母はもう散歩に出るようなこともなく、テレビを見たり、時には、陽溜りで座蒲団を敷いて横になり、そのまま眠ってしまうこともあった。が、食欲はしっかりしてい、何かと註文を出しては、素子達を笑わせていた。

私は三雲教授の前に腰かけている。教授は口中の診察を終り、測定器で私の首の痼を測る。例によってドイツ語の入る会話を交してから教授は私に言った。

「心配いらないようです。殊に、この頃、この辺の皮膚がつやつやして来ましたね。