후리가나로 읽는 일본 고전
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もゆるほお
燃ゆる頬・聖家族
堀 辰雄
堀 辰雄의 燃ゆる頬・聖家族(もゆるほお)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 71,309자 · 144화면
彼の想像はそういう人達と同じように日光浴をしている裸かの彼自身の姿を描いた。そして「わが骨はことごとく数うるばかりになりぬ」そんな文句を彼はふとつぶやいた。それはかの老人が彼のために読んでくれた聖書の中の一句だった。いちばん何でもないような文句を覚えていたものと見える。「わが骨はことごとくか……」それはいつの間にか話し相手のない彼の口癖になってしまった。
夕方になると、彼はひどい疲労から小石のように眠りに落ちた。
それから何時間たったのか覚えはなかったけれど、彼が目をさまして便所に行ったのは、だいぶ深夜らしかった。彼は便所から帰って、一種の臭いのただよっている病院の廊下を、同じような病室を NO.1 から一つずつ丁寧に数えて歩いて来ながら、さて彼の病室である四番目のやつのドアを開けようとして、ひょいと部屋の番号を見たら、それは NO.5 だった。彼は部屋の勘定を間違えたのだと思って、すぐ廊下を引き返した。が、ひとつ手前の部屋に来て見るとそれは NO.3 になっていた。おれは何と寝呆けているのだろう。自分の部屋の前を何遍も素通りする。そう思ってまた踵を返した。