후리가나로 읽는 일본 고전
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もゆるほお
燃ゆる頬・聖家族
堀 辰雄
堀 辰雄의 燃ゆる頬・聖家族(もゆるほお)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 71,309자 · 144화면
鳥料理
前口上
昔タルティーニと云う作曲家が
Trillo del Diavoloと云うソナータを
夢の中で作曲したと云う話は
大層有名な話である故、
読者諸君も大方御存知だろうが、
一寸私の手許にある音楽辞典から引用してみると、
何でもタルティーニは或晩の事、
自分の霊魂を悪魔に売った夢を見たそうな。
その時悪魔がヴァイオリンを手にとって
いとも巧に弾奏し出したのは
到底彼の企て及ばざりし奇しき一曲。
「余は前後を忘れて驚嘆したり。
余の呼吸は奪われたり。
しかして余は夢より目覚めぬ。
余は余のヴァイオリンを取り出でて
余が聞きたる音調をそれに止め置かんと試みたり。
されどそは遂に効を奏さざりき。
その時余が作りたる楽曲、即ち Trillo del Diavoloは
余が夢中聞きたるものと比較せば、
その及ばざること甚だ遠し。」
これは晩年大作曲家自らが
彼の友人の天文学者ラランドに洩らした感慨だそうな。
さて、左様なタルティーニが感慨はさることながら、
微々たる群小詩人の一人に過ぎぬ私も
夢の中で二三の詩の構想を得たばかりに、
何んとかしてそれに形体を与えようと随分苦しみいたものだ。
しかし夢中ではあんなに蠱惑的に見えた物語の筋も、