후리가나로 읽는 일본 고전
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もゆるほお
燃ゆる頬・聖家族
堀 辰雄
堀 辰雄의 燃ゆる頬・聖家族(もゆるほお)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 71,309자 · 144화면
――つまり、病院には NO.4 なんて部屋は始めから無いのだ。4は不吉にも死と暗合するから。で、おれの部屋は四番目であるのだけれど、しかも5という番号がつけられている。ただそれきりなのだ。……だが待てよ、その厄介な番号をもった部屋をすっかり持て余してしまったこの病院の建築師は、ひょっとしたら一種の魔法のようなもので、この隣りのおれの部屋にそれをすぽっと嵌めておいたかも知れないぞ。そうしてその二重の部屋(つまりこのおれの部屋だが)、それは夢と現実とをくっつけたように、何処かですこしずつ喰い違いを生じている。そうだ、こんな夜ふけなどあの露台に出てこっそり窓の外からこっちを覗いて見ると、丁度あの重屈折をする方解石のようなものを通して見たかのように、この部屋の中のものがすべて、そしておれ自身までがぼんやり二重になって見えそうな気がする。
そのとき不意に前夜の寝台車の中のごたごたとした光景が彼に思い出された。いつまでも奇妙な半睡状態を続けている自分の身体からすうっと別の自分自身が抜け出して列車の廊下をうろうろと歩いている――そういう前夜の錯覚と、それから今しがたの変な錯誤とが何時しかごっちゃになって、なんだかウイリアム・ブレイクの絵の或る複雑な構図と同じような不可解さをもって彼に迫りながら、ますます彼を眠りがたく