일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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もゆるほお

燃ゆる頬・聖家族

堀 辰雄

堀 辰雄의 燃ゆる頬・聖家族(もゆるほお)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 71,309자 · 144화면

아오조라 문고

彼はその意地悪そうなお嬢さんに一種の異常な魅力のようなものをさえ感じた。勿論、彼はその混血児の側にはすこしも同情する気になれなかった。

その晩はベッドへ横になってからも、何度も同じところへ飛んでくる一匹の蛾のように、そのお嬢さんの姿がうるさいくらいに彼のつぶった眼の中に現れたり消えたりするのであった。彼はそれを払い退けるために彼の「ルウベンスの偽画」を思い浮べようとした。が、それが前者に比べるとまるで変色してしまった古い複製のようにしか見えないことが、一そう彼を苦しめた。

※(アステリズム、1-12-94)

しかし翌朝になってみると、そのふしぎな魅力は夜の蛾のようにもう何処かへ姿を消してしまっていた。そうして彼は何となく爽やかな気がした。

午前中、彼は長いこと散歩をした。そして、とあるロッジの中で冷たい牛乳を飲みながら、しばらく休むことにした。彼はこんなに爽やかな気分の中でなら、夫人たちに昨日からのエピソオドを打明けても少しもこだわるようなことはないだろうと思ったほどであった。

それは町からやや離れた小さな落葉松の林の中にあった。

木のテエブルに頬杖をついている彼の頭上では、一匹の鸚鵡が人間の声を真似していた。