후리가나로 읽는 일본 고전
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カラスキーしのゆうじょう
犂氏の友情
久生 十蘭
久生 十蘭의 犂氏の友情(カラスキーしのゆうじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,312자 · 27화면
高等下宿から、新市域の乞食部落へ引っ越していった。
Zone というのは、巴里市内に散らばっていた乞食や浮浪人を取締るために、ひと纏めにしておく必要から、市内と接する旧堡壁の外に新しくつくった乞食村で、そこに、よなげ、地見、椅子直し、襤褸ッ買い、屑屋なんていうてあいが海鼠板で囲った簡素高尚なバラックを建てて住んでいる。
山川石亭先生は、一種熱烈な人格を持っていられるが、いかになんでもトタン囲いのバラックには住みかねたとみえ、乞食部落と巴里市とのちょうど境目のところにある「本郷バー」という、見るもいぶせき一品料理屋の二階に居をかまえた。
つまり、先生は、乞食部落を巴里市から区切る危い一線の上に、どっちつかずのようすで暮していられるのであって、先生の尊厳は、際どいところであやうく食い止められているわけである。
これについては先生には、ちゃんとした弁疏がある。いかに熱意を持っていても、市の鑑札がないとあそこに住まわしてくれんのでねえ、と言われる。いかに自由主義の仏蘭西政府でも、日本の勅任官に乞食の鑑札をくれることはできまい、先生は、それを見越して、そういう詭弁を用いられるのである。