후리가나로 읽는 일본 고전
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
宮本 百合子의 獄中への手紙(ごくちゅうへのてがみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 230,599자 · 458화면
全く不思議のようです。こんなに細い、たった往復一本ずつの線路が、日本の交通の幹線だというのだから。でも土台線路というものはじっと見ていると一種の感じのあるものね。小川未明ではないけれど。浦塩へ出るまでのあの茫大な山や原の雪のつもった間に、たった二条ある線路の感じを思い出したりしました。
今は、玉ネギをどこかで売ってはいないかと近くの店へ行ったら、そこはこの土地の旧家なのね、木炭、米の配給店をやっていて、中学だか実業学校だかの制服をつけた男の子が何人も、若い女が何人も、おっかさんが出て応待するのを見ています。こういう土地でのこういう古い店の人たちは、又浜辺の漁師とはちがって、圧しがあるものねえ。
さっき海辺であっちこちさがしたのだけれど、あの短い草の生えていた砂丘ね、あれはもうなくなっているわ、いつの間にか。それからうちの前の松の生えていた崖ね、つかまって私がやっとかけのぼった、あれは道路拡張ですっかりなくなって、平ったい到ってわけのわかり切った大通りとなって居ります。
それでも今度来て思うのですが、ほんとにリュックでももって三日ぐらい、休んでのびるために、もうすこしここも使っていいと思うの。