후리가나로 읽는 일본 고전
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せいぜんしんごのこと
生前身後の事
中里 介山
中里 介山의 生前身後の事(せいぜんしんごのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 41,804자 · 83화면
こともある、この劇場で偶然余は新派大合同劇を見た、芸題は「金色夜叉」で登場俳優は今云ったような面触に中野信近などいったようなのも入ってその頃のオール新派と云ってもよろしい、余輩も新派の芝居というものの代表的なやつを纏めて見たのは多分これが初めてであったろうと思う年齢は十四五であったと思う、当時神田の三崎町には元寇の役か何かのパノラマ館があったり、女役者一座の三崎座という小劇場があったり、それからその向い側に川上音次郎が独力で拵えはしたが借金のカタになったりして因縁附の「改良座」という洋式まがいの劇場もあってそこで裁判劇などを見たこともあったが役者の名前などは一切記憶していない、そこで新派劇というものを紀元的に見たのはこの東京座の「金色夜叉」をもって最初とする、たしかカルタ会の場面からなのだが何だかしまりのない舞台面で、書生ッポや若い娘共がガヤガヤ騒いだり、キャーキャー云ったりしている、歌舞伎劇のクラシカルな劇に幼少から見慣れていた眼にはあんまりぞっとしなかったのでこの暇と金をもって他の立派な歌舞伎劇を見ればよかったにと聊か後悔しながらそれでも我慢して見て行く