후리가나로 읽는 일본 고전
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でんえんじょうちょうあり
田園情調あり
佐々木 邦
佐々木 邦의 田園情調あり(でんえんじょうちょうあり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,319자 · 19화면
「水町君、君だけ一寸残ってくれ給え」
と命じるように言った。
「何か用か?」
「うむ」
水町君は秋ちゃんを見送って座敷へ戻った。もとの席に坐って、
「何だい? 君」
と訊いた時、伊達君が厭に角張った態度をしているのに気がついた。
「新ちゃん、君と僕は子供の時からの附き合いだが、君は僕の目を節穴だと思っているのかい?」
「何だい? 藪から棒に」
「秋ちゃんとの関係を話し給え。何なら一臂の力を貸してやる」
水町君は逐一告白して、宜しく頼み入った。何れはと思っていたが、切っかけがつかなかったので申訳なかったとあやまった。
「よし。引受ける。しかし条件がある」
「何でも果す。言うことをきく」
「実は僕も今帰った藤岡の朝子さんを貰いたくて、お互に理解がついているんだけれど、親同志反りが合わないから、言い出し兼ねている。君のお父さんを煩わしたいんだ。これは似たり寄ったりの格式だから、然るべき人が間に入って話してくれゝば何とかなる」
「引受けた」
「僕も引受けた」
「ハッハヽヽ」
「何だ?」
「これならあんなに下から出るにも及ばなかった」
(昭和二十七年六月、キング)