후리가나로 읽는 일본 고전
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はくもくれん
白木蓮
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 白木蓮(はくもくれん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,039자 · 24화면
姐さんがつく方は、お座敷の場合、つまり芸者としての場合であり、それがつかない方は、ごく親しい気持ちで信頼する場合らしい。その二通りの呼名に、私はへんに気持ちがこだわるのだが、それを喜美子へは説明のしようもない。
「ねえ、いいでしょう。」
喜美子の言うことには私は逆らえないのだ。私が頷くと、彼女はすぐに立ってゆく。
桃代姐さんが来るとなれば、私はじりじりと追いつめられて、酔っ払うより外はないのだ――。あの時だってそうだった。もっとも、あの時は初めから、私も彼女も酔っ払っていた。雪が降っていて強いのを飲んだのだ。
雪の夜はわりに温いというが、その夜はしいんと底冷えがした。富久子が帰っていってから、お上さんも顔を出し、桃代はもうほかへ廻るのは嫌だと腰を落着け、三人で炬燵にあたりながら、よもやまの話に耽った。丁度カツミをやめたばかりのところだったので、あれの内実は喫茶店だったのか酒場だったのかというようなことから、喜美子のことにも話が及んだ。
「もうとって十八ですものね。ゆくゆくは養子を迎えるつもりですけれど、それまでどうしたものかと迷ってるんですよ。」とお上さんは私に向って相談するように言うのだ。