후리가나로 읽는 일본 고전
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がくもんのどくりつ
福沢諭吉教育論集
福沢 諭吉
福沢 諭吉의 福沢諭吉教育論集(がくもんのどくりつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 97,278자 · 197화면
いわんや、その筆算の加減乗除も少しく怪しき者においてをや。学校の勉強はまったく水の泡なり。もしもこの生徒が入学中に十露盤の稽古したることならば、その初歩に廃学するも、雑用帳の〆揚げぐらいは出来て、親の手助けにもなるべきはずなるに、虎の画を学んで猫とも犬とも分らぬもののできたるさまなり。つまり猫ならばはじめから猫を学ぶの便利にしかず。理屈においては筆算と十露盤とともに便利なれども、今の浮世の事実においては、筆算は不便利といわざるをえざるなり。
小学には少しく縁の遠きことなれども、筆算のついでに記簿帳合の事をいわん。明治の初年、余が始めて西洋簿記法の書を読み、その後これを翻訳して『帳合之法』二冊を出版せしころより、世間にもようやく帳合の大切なるを知り、近来は稀に俗間にもこの帳合法を用うるものあり。然るに西洋流の帳面をそのままに用い、横文の数字を横に記して、人の姓名も取引の事柄も日本の字を横に書き、いわば額面の文字を左の方から読む趣向にするものありと聞けり。
この趣向はなはだ便利なり。第一、西洋の帳面を摸製するにやすく、あるいは摸製せざるも出来合の売物もあり。