일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わたしのかつどうしゃしんぼうかんし

私の活動写真傍観史

伊丹 万作

伊丹 万作의 私の活動写真傍観史(わたしのかつどうしゃしんぼうかんし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,073자 · 30화면

아오조라 문고

色に染められ、ことにそれが毒々しいばかりの真紅になつたときは、あたかもめらめらと揺れ上るほのおの中で立ち舞つているような奇観を呈した。

一番しまいにはやはり美しくいろどられた目も綾なる花火の実写があつた。

その変幻きわまりない不思議な美しさは私を茫然とさせてしまつた。そしてひたすらこの美しい魔法が永久に終らないことを希望するのであつた。今にも終りはしないかという心配で私の胸は締めつけられるようであつた。そして遂に終りの時がくると絶望的な深い寂しさを感じた。

神戸で見た活動写真の記憶は以上で尽きる。

八歳のとき私は郷里の松山へ帰つた。そしてそこで十八の春まですごした。

松山に常設館というものができたのは私が十三の年であつた。

常設館ができるまでは巡業隊の持つてくる写真を芝居小屋か招魂祭の掛小屋で見ていた。

招魂祭の掛小屋で乃木大将の一代記というのを見た覚えがある。その写真は乃木大将の少年時代からのことが仕組まれてあつて、まだ前髪をつけた乃木大将が淋しい田舎道を歩いていると、大入道や傘の一本足のばけものやその他いろいろのばけものが趣好をこらして入りかわり立ちかわり現われた。