일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わたしのちち

私の父

堺 利彦

堺 利彦의 私の父(わたしのちち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,750자 · 12화면

아오조라 문고

そしてその夕立の来はなに、大粒の奴がパラ/\パラ/\と地面を打つ時、涼気がスウーッと催して来ると同時に、プーンと土の臭いが我々の鼻を撲つのであった。「かんざしの脚ではかるや雪の寸」などというのも、私の子供心には別だん艶な景色とも思わず、ただ眼前の実景と感じていた。「百までも此の友達で花見たし」「菜の花や昔を問へば海の上」「目に立ちて春のふえるや柳原」などいうのも覚えている。系統としては美濃派だとか、支考派だとか言っていた。しかし父の主張としては、「俺はもげた句が好きじゃ」と言っていた、もげたとは奇抜を意味する。ついでに少し後のことだが、私はある時、父から俳句で叱られた。「我が顔の皺を見て置け年の暮」これには実際ギクリと参った。

これも後に、「明月や畳の上の松の影」という古人の句を初めて見た時、なるほどハハアと、私は心の中で手を打った。曾てその通りの景色が豊津の家にあった。そしてそんな時、火を消してその月影の間に寝ころぶと言ったような趣味を、自然に父から養われていたのであった。

しかし父の最も得意とするところは、野菜つくりであった。私が今、私の少年時代における父の姿をしのぶ時、それは炬燵にあたっている姿か、さもなくば畑いじりの姿である。