후리가나로 읽는 일본 고전
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わたしのうまれたいえ
私の生まれた家
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 私の生まれた家(わたしのうまれたいえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 1,385자 · 3화면
私の郷里は、片山津という、加賀の温泉地である。今は加賀市になって、国際観光ホテルもあり、近くに立派なゴルフ場もある。まるで昔日の面影はない。しかし私が生まれた頃は、北陸の片田舎の小さい部落であった。村ともいえないところで、本当の地名は、作見村字片山津小字砂走である。村の下の字、そのまた下の小字であるから、部落の大きさの見当はつくであろう。五十年の間に、小字から四段とびをして、市になったわけである。
小字時代の片山津は、片側が薬師山、今一方の片側は、柴山潟という湖にはさまれた、一本道の村落であった。私の家は、呉服雑貨店をやっていて、湖側にあった。前は、一本道路に面した店舗になっていて裏庭は湖に面していた。
家はもちろん旧式の木造で、二階は格子のはまった部屋になっていたが、下はかなり新式に改造されていた。この土地では、まあ大きい店であった。雑貨部は、広い土間にしてあって、その中に、硝子張りの陳列箱が並べてあった。いろいろな土産物だの、花かんざしなどが、この陳列箱の中に並んでいるのが、美しかった。
呉服部は、腰高の畳敷で、普通のお客は、畳に腰かけて買い物をする。