후리가나로 읽는 일본 고전
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わたしのようきゅうするたんていしょうせつ
私の要求する探偵小説
平林 初之輔
平林 初之輔의 私の要求する探偵小説(わたしのようきゅうするたんていしょうせつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,673자 · 6화면
コナン・ドイルの『緋色の研究』や『四人の署名』やその他のものなどは印度と本国とに跨がったものだがそういう欠点の少ない傑作だと思う。
第四に犯罪者と探偵とが競争する場合にはほぼ互角の腕前であることが必要である。モーリス・ルブランの『水晶の栓』における、ルパンとドーブレークとのごときはこの条件を完備している。『虎の牙』などもそうである。この理由は簡単で角力をみても、野球の試合をみても、段ちがいの勝負よりも実力の伯仲した場合のほうが面白いのと同じである。
第五に、科学的ではあっても、そして、現実的ではあっても、常識的でないことが必要である。探偵も犯罪者も超人であること、人間以上であることは、第一にあげた条件によって許されないが、人間として許される範囲においては天才的の能力を具有している必要がある。これは多くの探偵小説家がみな心得て実行していることである。けれども純粋な探偵小説でなくて、単なるセンセーショナル・ノヴェルの場合になると、非凡な知力や体力などの他に、異常な想像力とか、奇妙な心理状態などをもっていることが効果を強めることがよくある。純芸術作品としてドストエフスキーの小説などは、この心理の描写が実に精緻を極めているように思う。