후리가나로 읽는 일본 고전
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しほんたいへいき
私本太平記(五)
吉川 英治
吉川 英治의 私本太平記(五)(しほんたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 252,330자 · 505화면
兇徒、信濃ニ兵ヲ挙グ
と、都に聞えた。
つづいての第二報では。
旗上げは諏訪の入道昭雲が主となって、高時のわすれがたみ北条時行(亀寿丸)をいただき、滋野、保科、四ノ宮などの北条遺臣の族党をかたらって起ったものとわかってきた。
するとすぐ、第三、第四の早馬がまた、こう急を朝廷へ告げていう――
「ときを合せて、加賀、能登、越中の賊兵も、名越太郎時兼の麾下に、善光寺平へ打って出て、ために土地の守護国司らの官軍は、千曲川そのほかの戦場でことごとく打ち破られ、はや、手のくだしようもありません」と。
そこへ、さらに。
四日ほどおいてである。
守護の官軍、小笠原信濃守貞宗から、こう決断所へ急達してきた。
「――賊は燎原の火の勢いです。あるいは、木曾路をへて尾張黒田へ打って出るやもしれません。一刻もはやく尾張方面へ、お防ぎの軍勢をくだしおかれますように」
朝廷はごった返した。
北山事件もまだすっかりは片づいたともいえないのである。そこでもうためらッてなどいられなかった。
勅使、千種忠顕は兵をひきいて、持明院殿へ馳せむかい、持明院統の後伏見法皇、花園、光厳の二上皇をうながして、監禁同様にこれを京極殿へ移しまいらせてしまった。