후리가나로 읽는 일본 고전
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しほんたいへいき
私本太平記
吉川 英治
吉川 英治의 私本太平記(しほんたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 116,638자 · 233화면
で、それからは親房のいうことも余りきかなくなった正儀であったようだ。
また、正成の妻の久子も、正行の死には、世もまっ暗な思いになり共に血を吐くほどな悲しみに打たれたろうが、正儀の代にいたって、ようやく、良人の願いも自分の悲心も、その子に託しえたかとして、髪をおろした一尼の余生を、水分の奥なる山中の一庵において静かに朝夕することができていたのではあるまいか。
……、ちと前後した。
それらは、今の急ではない。四条畷の直後にうつろう。
師泰の軍は、堺から石川河原へすすみ、正月の十四日には、もう東条へせまって、楠木氏の根拠地をついていた。
一方、師直は。
大和国平田ノ庄へ攻め入り、橘寺に陣して、西大寺の長老を招き、吉野へ和談の交渉をさせようとしたが、時すでに、南朝の天皇は、はやそこにはお在さぬとの聞えだった。
「どこへとて、奥は知れている。落ち行かれた先の先まで、追いまいらせろ」
二十四日、師直指揮下の暴豹のような軍兵は、われがちに吉野の山上へ込み入った。
行宮はすぐ火を放たれ、蔵王堂以下の坊舎から山門すべても炎となった。それは何の抵抗もなく燃えるがままに燃える不気味な寂土の狂炎だった。