일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

くうしゅうそうそうきょく

空襲葬送曲

海野 十三

海野 十三의 空襲葬送曲(くうしゅうそうそうきょく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 95,012자 · 189화면

아오조라 문고

「グランド君が、敵の阻塞気球に……」

「航空長、本船を、浦塩へ、向けろ」大佐は、皺枯れ声で、叫んだ。

「日本の飛行機は、爆弾と同じことだ」

「ああ、日本の軍人は、気が変だッ」

自分の墜落することを一向気にとめず、猛然と、機体を、爆弾代りに、うちつけて来る日本軍の勇猛さに、大佐は、呆れてしまった。

そのとき、空の一角から、立川飛行聯隊の重爆撃隊が、三機雁行の隊形をとって、しずしずと、アクロン号の真上に、あらわれた。そこには、既に、アクロン号を守る敵機の姿も、見えなかった。重爆撃機は、アクロン号の上を、グルリと一とまわりした後、鮮かに、十二個の、爆弾を切って放した。

それは、アクロン号にとって、最後の止めであった。

百雷の落ちるような響がしたかと思うと、空中の巨船は、一団の、真黄色な煙と化し、やがて、物凄い音響をあげ、全身を、真紅な火焔に包んで、墜落を始めた。空中の怪魚の、断末魔は、流石に豪胆な帝国の飛行将校も、正視するに、たえなかった。或いは、船首を下にし、或いは胴中を二つに歪め、或いは、転々と苦悩し、焔を吹き、怪音をあげ、焼け爛れたるアクロン号は、武蔵野平野の、真唯中に、墜落していった。