후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
たちがれ
立枯れ
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 立枯れ(たちがれ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,613자 · 41화면
柱につかまって、何か忘れ物をでも探すように、一寸小首を傾げたが、何をするつもりか自分でも分らずに、電燈に歩みよって、二燭だったのを、ぱっと明るくした。頭がくらくらとした。まだ眼がよくさめないようでもあった。床の間の達磨が、大きく眼をむいて睥んでいた。その側に、細いしなやかな竹に革を巻いた鞭があった。彼はそれをとって、しゅっと空中に打振って鳴らした。それから自分の身体をひっぱたいた。寝間着をぬぎすて、真裸になって、ぴしりと打ってみた。痛みとは全く違う快感があった。股をひっぱたき、腹をひっぱたき、背中をひっぱたいた。小肥りの程よい肉附に、革の鞭は軽快な音を立てて、赤い筋を残した。痛くないのが不思議だった。彼は鞭の音に耳をすまし、皮膚に残った鞭痕に眼をとめ、そしてまたひっぱたいた。そして疲れてくると、突然、我に返ったように喉の渇きを常えた。そこで、鞭をなげすて、赤い縞のはいった身体に寝間着をひっかけ、没表情な顔付を硬ばらして、水を飲みにやっていった。足つきはもうしっかりしていた。
中江はひりひり痛む身体を床の中に横たえていた。そっと撫でてみると、皮膚がところどころみみずばれに腫れあがっていた。