일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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だいにのせっぷん

第二の接吻

菊池 寛

菊池 寛의 第二の接吻(だいにのせっぷん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 121,960자 · 247화면

아오조라 문고

四

「村川さん、お電話でございます。」

「誰から。」

「川辺さんからです。」

あっ! 京子だなと思うと、村川はすっかり憂欝になって立ち上った。

四

村川は、引きずられるような重くるしい心持で電話口に出た。京子の得意な華やかな声で圧迫されることを予期していたからである。

「もし、もし、村川です。」

「村川さん? わたくし、おわかりになりまして。」

それは思いがけなく、かわいい、中途で消えてなくなるように低い倭文子の声だった。

「まあ! 倭文子さんですか。」

村川は、激しい感激で心が躍った。

「ありがとう。ありがとう。」

村川は、何故となくそう感激してしまった。

「もし、もし。」

倭文子の声は、きれぎれに続いた。

「どこから、かけているのです。」

「白山の自動電話です。」

村川は、話したいことが、沢山あって送話器のなかには入れ切れないので、いらいらした。

「昨日のお電話中途で切れましたから、そのつづき……」

と倭文子がいった。倭文子の明るい言葉で、村川は急にうれしくなった。

「それは、どうもありがとう。一昨日いいました通り、ぜひ、どこかでお話ししたいのです。」

「わたくしも、急にお話ししなければならなくなったのです。