후리가나로 읽는 일본 고전
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さいきこうい
細木香以
森 鴎外의 細木香以(さいきこうい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,332자 · 45화면
香以はこの屏風を横奪して、交山には竹川町点心堂の餡に、銀二十五両を切餅として添えて遺った。当時二十五両包を切餅と称したからである。交山は下戸であった。
香以は屏風巻上始末を書いて悪摺に摺らせ、知友の間に頒った。そして屏風を玉屋山三郎に遺った。しかし山三郎にはこの屏風は女郎の床には立てぬと云う一札を入れさせたのである。
安政四年になって銀鎖の煙草入が流行った。香以は丸利に誂えて数十箇を作らせ、取巻一同に与えた。古渡唐桟の羽織を揃に為立てさせて、一同にえたのもこの頃である。
この年の春竹川町の三村氏が香以に応挙の鯉一幅を贈った。香以はこれを獲て応挙の鯉三十六幅を集めようと思い立った。書画骨董商等は京阪地方をまで捜して幅数を揃えた。しかし交山、柴田是真等に示すに、その大半は贋物であった。香以は憤って更に現存の画家三十六人を選んで鯉を画かせた。そして十一月に永機を招いて鯉の聯句を興行した。その時配った半歌仙には鳥居清満が鯉の表紙画をかき、香以が暫のつらねに擬した序を作った。その末段はこうである。「点ならござれ即点に、素襖の柿のへたながら、大刀の切字や手爾遠波を、正して点をかけ烏帽子、悪く謗らば片つはし、棒を背負つた挙句の果、此世の名残執筆の荒事、筆のそつ首引つこ抜き、硯の海へはふり込むと、ほゝ敬つて白す。